久遠の愛と約束を

その時、私は先生の持っているポシェットから白い布が出ていることに気がついた。



「先生?これはなんですか」

「あー、これは止血用のガーゼよ」

「あの……私これでやってみます。」



ガーゼは布よりかは薄いけど、長さ的には申し分ない。


先生から受け取ったガーゼを使い清水くんの足に巻きつける。


陸上をしてた時、先輩から叩き込まれたテーピング方法。


久しぶりでちゃんとできるか不安だったけど、手は覚えていてくれて何とか清水くんの右足は固定された。



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