久遠の愛と約束を
「清水くん…どう?少しはマシかな…」
「すげぇ…とりあえず歩けそう」
スクッと立ち上がった清水くんはほんの少しだけ、元気が戻っているみたいだった。
「よかった…」
「奥田、マジありがとう。本当に感謝するよ!」
急に掴まれた腕をブンブン振られ、私は思わずびっくりしてしまった。
「あ、う、うん…どういたしまして。」
そう言うと隣からスッと瑞輝が私たちの手の間に入ってきた。
「奥田、ありがとうな。清水も行くぞ」
少し強引に私たちの手を引き離し、私たちは清水くんのスピードに合わせて本部へと戻った。