久遠の愛と約束を
「うん、中学の時陸上やってたよ。
テーピングとかもその時…」
「えーっ、そうだったの?!
今からでも陸部のマネージャーやらない?」
清水くんの出した声は思ったよりも響き、残っていた少ない人たちはびっくりしてこちらを向いた。
それがなんだか恥ずかしくて私は思わず下を向く。
「そう言ってもらえて嬉しいけど…気持ちだけもらうね。
そういえば、清水くん陸部だったんだね。何やってるの?」
「そっか…残念だわ…
俺は短距離とハードル」
久々の陸上トークに花が咲き、あの頃の懐かしさが戻ってくる。
清水くんはこの前の大会でも好成績だったみたいで、私もなんだか嬉しくなった。