久遠の愛と約束を

「清水、ご家族が迎えに来たぞ。」


陸上あるあるで盛り上がっていたところ、瑞輝が小走りで寄ってきた。


少し後ろには清水くんのお母さんらしき人も立っている。



ふと隣の瞬くんを見ると頬をぷーっと膨らませて明らかにムスッとした顔をしていた。




「え〜、俺このまま紘那とずっと話ししたいんすけど〜」

「はぁっ?!

…何言ってんだ。お母さん待ってるぞ
それに病院も行ってこい。」


仁王立ちで私たちの前に立つ瑞輝は少しだけ声が尖っていた気がした。



長身の瑞輝が座っている私たちの前にいるとより一層見上げる形になり、少し首が痛くなる。


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