久遠の愛と約束を
「しっかたないなぁ…じゃーな、紘那。また学校で」
「う、うん…ばいばい、瞬くん」
立つと瑞輝と同じぐらいの身長の瞬くんは、やっぱり右手足を引きずりながらお母さんの元へと戻って行った。
「瞬くんね……紘那ちゃん。」
「い、や…そ、その……話の流れで……」
話の流れでお互いの名前で呼ぶことになったけど、私はどうしても瞬とは呼べなくて君付けで妥協してもらった。
瞬くんは少し嫌そうな顔をしていたけど渋々、認めてくれた。
一方の瑞輝は仁王立ちのまま、ふぅーんと微妙な笑みを浮かべている。