久遠の愛と約束を
「紘那、覚悟しとけよ。」
瑞輝はいつもよりも荒々しく私の唇を塞いだ。
何度も舌を絡められ、呼吸がうまくできなくてすぐ酸欠になってしまう。
「み、ず…」
「紘那もっと…もっと俺だけを見ろよ。俺だけを…」
瑞輝がさっきまで飲んでいたコーヒーの味も絡み、私は瑞輝を十二分に感じる。
「んっ…瑞輝っ…」
「紘那…お願いだから……これ以上俺を煽らせるな…」
いつも以上に何度も何度も舌を絡め、厭らしい水温が社会科資料室に響く。
もう、どちらの舌かわからなくなるほど私たちは一つになっていた。