執事な彼氏。
「やっとお目覚めですか」
そういってにこっと微笑む王子様。
あっ、やっぱ夢か。
誰だよこのイケメン王子様は。
「…ってここどこ!?あんた誰!?」
知らぬ間に心の声がダダ漏れ。
現実逃避しようとしたけれど
やっぱ現実は現実で。
王子様の顔でやっと目が覚めて一気に
我へとかえった。
え…。
周りを見渡すとそこわまさに夢の世界で
まるで自分がお姫様になったような気分。
自分の身長の二、三倍はある
大きな扉。
上には綺麗なシャンデリア。
こんなのテレビでしかみたことないし…
そしてお姫様といえばって感じの
ふわふわカーテン付きの
キングサイズ以上のような大きな
ふかふかなベッドの上へあたしはいた。
そして目の前にはまるで漫画のなかの王子様。