執事な彼氏。
「そして旦那様にお願いされたのです。ゆら様をここの家に住まわせることを。」
…え?
「す、住むってどうゆうこと!?」
「そのままの事です。今日からここがゆら様の家になるのです。」
はぁあああああ!!?
「祐介様はいまはもう海外にいらっしゃいます。旦那様と一緒に。ここからは祐介様の伝言です。」
預かっていたらしい手紙を胸ポケットから取り出す。
ゴホンッ…と咳をして読み上げる。
「ゆら…勝手な事をしてごめんな。まだいつ帰るかはわからないけどそれまで春咲の家でがんばれ!ルイくんなら心配いらないから安心してゆらを任せられる。たまに手紙書くし元気でやってろよ!じゃあね!テヘペロ☆」
え、いまのお父さんの真似…?
真剣にやってるしテヘペロ☆ってところも
ちゃんと舌をだしてウインクしながら
頭をコツんとする仕草まで…
「似てない。」
「それは失礼しました。伝言は以上です。」