another新撰組・1

すっ、と、流れるような手付きで上質な香りのお茶が目の前に置かれた。

ここは、遊郭の中でも高級な場所らしい。

「・・・あ、あの・・・。」

「ふふ。大丈夫。貴方はお客様ではないのはわかってますわ。気にせずくつろいで下さいませ。」

この人が笑うと、周りまで温かい気持ちになる。

だから、通ってる隊の人も贔屓にしてるのかな?
< 24 / 65 >

この作品をシェア

pagetop