another新撰組・1
「・・・」
「・・・」
謝ったら、また会話がない。
今度、社交辞令を教わろう・・・。
「ところで、ガキ。」
「・・・なんだよ。」
「お前、何で走って行たんよ。」
「え?・・・あ。あ"っ。沖田さん!」
「・・・沖田さん?」
明里さんがピクリと反応した。
もしかして、通ってるのが、沖田さん・・・の訳ないなぁ。沖田さんは、遊郭より駄菓子屋通いな人だし。
「?何で、沖田さんを追ってるん?大体、あの人、隊の中でも最速やぞ?お前が捕まえられる訳ないやろ。」
山崎が鼻で笑った。
「仕方ないだろ。土方さんが、沖田さん呼べって言って、呼びに行ったら、嫌だって、ダッシュで逃げちゃうんだから。」
「逃げたねぇ・・・。・・・あ~、もしかして、あれか。」
「何かあるのか?」
「・・・いや、こんな事で・・・あの人達ならありえるか・・・。」
「なんだよ!!教えろよ!」