another新撰組・1
「機嫌直ったところで、テツ君。」
「はい。何ですか?」
物につられるあたり、俺って単純かも。
「そろそろ行かないと、土方さんが怒るよ。」
「うわっ、大変だ。」
俺は、慌てて水汲み場へ走ろうとして、ピタッ、と足を止めた。
「?テツ君、どうしたの?」
沖田さんなら、さっきの疑問、わかるかもしれない。
「沖田さん、ちょっと聞きたいんですけど。」
「なに?僕じゃなきゃいけない話?」
「いえ、そういう訳ではないんですが。あの、沖田さんは、明里さんって女の人、知ってます?」
なんとなく、沖田さんの名前が出た時の反応が気になっていたのだ。
「明里?・・・明里・・・。いや、知らないよ。」
少し考えて、ニッコリされた。
「誰だい、その人。」
「今日、山崎と一緒に、倒れた俺を助けてくれた人です。」
「・・・顔が赤いって事は、遊郭の美人なんだ。」
「!!え、と。確かに美人でしたけど、そうじゃなくて、ちょっと気になったんですっ。」
・・・何か、フォローになってない気がする・・・。
「はい。何ですか?」
物につられるあたり、俺って単純かも。
「そろそろ行かないと、土方さんが怒るよ。」
「うわっ、大変だ。」
俺は、慌てて水汲み場へ走ろうとして、ピタッ、と足を止めた。
「?テツ君、どうしたの?」
沖田さんなら、さっきの疑問、わかるかもしれない。
「沖田さん、ちょっと聞きたいんですけど。」
「なに?僕じゃなきゃいけない話?」
「いえ、そういう訳ではないんですが。あの、沖田さんは、明里さんって女の人、知ってます?」
なんとなく、沖田さんの名前が出た時の反応が気になっていたのだ。
「明里?・・・明里・・・。いや、知らないよ。」
少し考えて、ニッコリされた。
「誰だい、その人。」
「今日、山崎と一緒に、倒れた俺を助けてくれた人です。」
「・・・顔が赤いって事は、遊郭の美人なんだ。」
「!!え、と。確かに美人でしたけど、そうじゃなくて、ちょっと気になったんですっ。」
・・・何か、フォローになってない気がする・・・。