another新撰組・1
「途中で諦めろよ。全く、そういう所がまだまだガキだな。」

ぐったりした顔を見ても、嫌味が出る。

こいつについては、詳しくは知らない。知らないが、何故か顔を見ると言いたくなる。

(さて・・・。)

どうしたものか。

早く手当てしなければ。

その時、俺にしては珍しく、大体な行動が頭に浮かび、俺は、それを実行するために動き出した。

ガキはとりあえず肩にでも担いでおけばいい。

ひょい、と持ち上げ、荷物の様に肩にかけた。
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