another新撰組・1
漏洩
「・・・。」
俺は何も言わず、その場を離れた。
襖を開けると、先程の少女が手持ちぶさたな様子で、ボーっと突っ立っている。
「待たせて悪かったね。」
外面よく、にこやかに話す。
「い、いえっ。」
少女は緊張してか、顔は真っ赤だ。
「とりあえず、厠まで案内してくれるかい。」
「は、はいっ。」
真っ赤な顔のまま、少女は右を向き、歩き出した。
・・・右手と右足同時に出してる・・・。
カクカクと動く、その姿は、まるでカラクリ人形の様だ。
「君はここに来て長いのかい。」
俺は他愛ない話を少女に持ちかける。
俺は何も言わず、その場を離れた。
襖を開けると、先程の少女が手持ちぶさたな様子で、ボーっと突っ立っている。
「待たせて悪かったね。」
外面よく、にこやかに話す。
「い、いえっ。」
少女は緊張してか、顔は真っ赤だ。
「とりあえず、厠まで案内してくれるかい。」
「は、はいっ。」
真っ赤な顔のまま、少女は右を向き、歩き出した。
・・・右手と右足同時に出してる・・・。
カクカクと動く、その姿は、まるでカラクリ人形の様だ。
「君はここに来て長いのかい。」
俺は他愛ない話を少女に持ちかける。