another新撰組・1
厠はすぐ側にあった。
別に、行きたかった訳ではなかったが、少女から離れるために厠へ入る。
少女には、姐さんに呼ばれると困るだろうと、口実を付けて帰らせた。
キィ。
扉が軋んだ。
見た目は立派な建物だか、見た目だけで中身はガタガタらしい。
しばらく、中で時間を潰し、外に出た。
当然、誰もいない。
俺は静かに、あの女の部屋に戻った。
別に、行きたかった訳ではなかったが、少女から離れるために厠へ入る。
少女には、姐さんに呼ばれると困るだろうと、口実を付けて帰らせた。
キィ。
扉が軋んだ。
見た目は立派な建物だか、見た目だけで中身はガタガタらしい。
しばらく、中で時間を潰し、外に出た。
当然、誰もいない。
俺は静かに、あの女の部屋に戻った。