ユウガオ
簡単に私をだこうとしない彼に
嬉しい気持ちと少しさみしい
気持ちを抱く
キングサイズのベッドの左端に
ちょこんと体育座りをした
窓の外を見つめた
高すぎてもう星空しか見えない
星って何億光年って離れてる
けれど光を届けてる、私たち地球に
「…すき…だなぁ」
こぼれた言葉
こんな簡単な二文字が言えない
「…遠いよ…」
彼は私を抱きしめる
彼はいつも抱きしめてくれる
「…ごめんな
まりのことになると
俺余裕なくなる」