ユウガオ
寂しい気持ちと仕方ないと
思う気持ち、自分の立場を
思い知らされる。
「はぁ…」
ベッドから出ようとした時
ガチャ、バタン
ドアの音と共にピンクに咲く
花を持って入ってきた
そこで売ってたの、
あそこから見えたから
と、窓を指さした。
「ふふっ、ありがとう」
ここは最上階、きっと見えてない
多分探しに行ったんだろうと思うと
つい笑みが漏れてしまった
「今日はどこいく!?」
彼はニコニコと聞いてくる
「え?帰らなくていいの?
だって今日は日よぅ…」
日曜日と言う前に口をふさがれる
たったこれだけだけど
私を少し優先してくれた
こんなことが本当に嬉しくて
仕方なかった。