ユウガオ




披露宴では夏にふさわしい
向日葵のブーケに黄色のドレス


私に見事にブーケが飛んできた


ゆりと旦那さんが認められても
私とたくみさんは
認められていない


私と彼の関係をしっている
ゆりと旦那さんだけが顔を
見合わせて笑ってた


私がたくみさんに目をやると
優しそうな表情で小さく頷いてた



「愛してる」
すれ違いざまに小さく囁かれた
彼の言葉に私は心臓が飛び出しそうだった


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