ユウガオ
事実、あれからあっていない
私が一方的に放った言葉に
彼の言葉を一切聞かず私は逃げた
これ以上傷つくのが怖かった
私はやっぱり弱虫だ
出会いはあれども
何が起こるわけでもなく
ただ、彼を思い出し彼を探してた
心にぽっかりと穴があいたみたいに
何をしてもどこか寂しさを感じた
「頑張ったね」
ゆりは私を優しく抱きしめてくれた
私の周りは愛が溢れてる
「たくみさんの話も
聞いてあげたら?」
ゆりの言葉に私はコクっと頷いた