ユウガオ



「いきたい所があるんだ」
と言い車を走らせた先は



真ん中にログハウスのある
花畑の中


きれい…


小さなひとつひとつの花が
集まって一つの丸い花を
成していた



「まりの誕生花だよ」
私に赤い花を指さした



「これ…なんて花?」


「ゼラニウム。まりありて俺は
幸せだ。」


「すごい色んな色あるね」


「だろ?これは俺達の出会い」
彼は黄色い花を撫でた



「前の俺と今の俺」
彼は紅色のあとにピンクの花を
指さした


「これは?」
白いゼラニウム



彼は首を傾げただけだった


< 83 / 95 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop