ユウガオ




「こうなるかってことでしょ?」
彼はどや顔とともに
私を強く強く抱きしめた



彼は変わらない
出会った頃と今
抱きしめる強さだったり
自身があるのか人目を気にしないとこ



ただ変わるのは
彼の横にいるのが私ってこと




「今度、まりの家行っていい?」
彼の声に私は首をかしげた



家?なんてもう何度も来てるのに



「実家だよ」
彼はふふっと笑った



うん
首だけをただ頷く



< 85 / 95 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop