キスゲーム 後編 【完】
時「百合沢さんもこの学園にイケメンランキングっていう行事があるの知ってるでしょ?」


その言葉に百合沢はコクンっと首を頷けた。


時は全てを百合沢に話してしまうつもりでいるのか?

少し怖かった。


恭平は優美にキスゲームについてばれて嫌われるのが怖かったんだ。



時「毎年恒例のこの行事には参加者しか知らない秘密がある。」


時はそこで唾を飲んだ。

多分、時もばれるのが怖いんだ。


元也「一位の命令は絶対命令。」


ボソリと冴凪が呟いた。

俺も時も一瞬、動揺を隠せなくなった。


誰がどう見ても俺達が困ってるのがバレバレだ。

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