キスゲーム 後編 【完】
積木「ふーん。なるほどねぇー、誰か分からない奴に脅されてこの写真がねぇー」

 話を聞いた積木は何かに納得したように俺と愛の写真を見ながら頷く。


 そしてビリビリとその写真を破いた。

 時「おっ、おいっ!!何してるんだよッ!」

 ビックリして止めに入ると積木は「ははは☆彡」とその写真をばらまいた。

 この馬鹿っ、、、何してくれるんだ。。

 俺は慌ててバラバラになった写真を拾い集めた。


 積木「時、こいつの思うつぼに嵌ってみようぜ。校内放送で謝罪☆」

 笑いながら馬鹿な事を言う積木を見上げながら。

 こいつ、正気か?

 一瞬、面食らった。

 だってまさか、積木の口からそんな言葉が出るとは思わなかったのだから。

 何処かで積木が守ってくれると思ってたのかもしれない。
< 172 / 208 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop