キスゲーム 後編 【完】
 なんだろう。

 俺は凄く嫌な予感がした。

 しかし、猫はすぐに毛を逆立てるのをやめた。
 
 その間、俺はずっと人間観察をしていた。

 裏庭からは、1階の廊下の壁が透けているので人が通るのが良く見えるのだ。

 猫に、ポッケに入れていたキャッドフードやりながら俺はただ何も考えず廊下を通る生徒をみていた。
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