呼吸(いき)するように愛してる
私の知らない匠くん
須賀さんと出会ってから三日後、知花さんからあるお願いされた。
「えっ!?須賀さん達と合コンですか?」
私が今まで見た中で、一番の真剣な眼差しをして、知花さんが大きく頷いた。
「須賀さんがうちの担当になった時から、『いつか合コンしましょうね!』て声をかけてたの。でも、いつも適当にかわされていて。それが、須賀さんの方から『合コンしませんか?』て誘われたの!」
「そっ、それは、よかったですね」
知花さんの迫力に圧されながら、とりあえず相槌を打つ。
二つ返事でOKした知花さんだったが、その合コンをする為に、須賀さんから一つ条件を出された。
向こうから誘ってきたはずなのに、条件?て思ったけど。知花さんのこの必死さ……須賀さんは、ちゃ~んとわかっていたのだろう。
「条件というのは……美羽ちゃん!」
私の事を、ビシッ!と指差して知花さんが言った。
「私!?えぇ~!」
『須賀さん達との合コンに、私も参加する事』というのが、その条件だった。
「お願い!!美羽ちゃん!もう、一生のお願いだからっ!」
顔の前でパチン!と両手を合わせた後、潤んだ瞳で見つめられた。
もう……ずるい~!そんな可愛い顔で「一生のお願い!」されたら、断れないじゃないですか!
それにしても…出会ってから一ヶ月も経っていないのに、一生のお願いって……これから私は何度も、知花さんに「一生のお願い!」をされちゃうんだろうな……
「わかりましたっ!参加します!……でも、一回だけですからね?」
私が眉尻を下げながら言うと、「美羽ちゃんありがと!大好き!」と、隣の席から立ち上がった知花さんに抱きしめられた。
知花さんからは、甘く華やかな香りがした。
「それにしても、どうして私が参加する事が、条件なんでしょうね?……定期預金でも、勧められるのかな?」
「えっ!?須賀さん達と合コンですか?」
私が今まで見た中で、一番の真剣な眼差しをして、知花さんが大きく頷いた。
「須賀さんがうちの担当になった時から、『いつか合コンしましょうね!』て声をかけてたの。でも、いつも適当にかわされていて。それが、須賀さんの方から『合コンしませんか?』て誘われたの!」
「そっ、それは、よかったですね」
知花さんの迫力に圧されながら、とりあえず相槌を打つ。
二つ返事でOKした知花さんだったが、その合コンをする為に、須賀さんから一つ条件を出された。
向こうから誘ってきたはずなのに、条件?て思ったけど。知花さんのこの必死さ……須賀さんは、ちゃ~んとわかっていたのだろう。
「条件というのは……美羽ちゃん!」
私の事を、ビシッ!と指差して知花さんが言った。
「私!?えぇ~!」
『須賀さん達との合コンに、私も参加する事』というのが、その条件だった。
「お願い!!美羽ちゃん!もう、一生のお願いだからっ!」
顔の前でパチン!と両手を合わせた後、潤んだ瞳で見つめられた。
もう……ずるい~!そんな可愛い顔で「一生のお願い!」されたら、断れないじゃないですか!
それにしても…出会ってから一ヶ月も経っていないのに、一生のお願いって……これから私は何度も、知花さんに「一生のお願い!」をされちゃうんだろうな……
「わかりましたっ!参加します!……でも、一回だけですからね?」
私が眉尻を下げながら言うと、「美羽ちゃんありがと!大好き!」と、隣の席から立ち上がった知花さんに抱きしめられた。
知花さんからは、甘く華やかな香りがした。
「それにしても、どうして私が参加する事が、条件なんでしょうね?……定期預金でも、勧められるのかな?」