呼吸(いき)するように愛してる
プッ!と吹いた匠くんが、笑いながら言った。

違~うっ!!そういう意味の限界じゃないのに~!そう抗議したいけど、確かにお腹が空いたかも……

「……お昼、早めに食べたし、軽く済ませちゃったから?」

「よし!シャワーを浴びて、晩ご飯食べるか!……なんだったら、お姫様抱っこでお連れしましょうか?」

悪戯っぽく笑う匠くん。

「ちゃんと自分で歩けるもん!……多分」

そう言って上半身を起こしてから、匠くんに不意打ちのキスをした。匠くんは、目を丸くした後、溜め息をついた。

「だから、煽るなって……」

私はクスッと笑った。


匠くん、大好き!愛してる!

私の“初めて”は、全部匠くんだからねっ!





『初めては、全部匠くん!』

END

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