【完】好きなんだからしょうがないだろ?
「み、み、御木本さん……!?」
「わあ!早速、来てくれたんだぁ!」
早速……?
ここ、シュガーマカロンの扉から現れた御木本さんの姿に目が点になる。
「もしかして。いや、えっ……?」
「うん。前に言った私のバイト先、ここなの」
ニッコリと微笑んだ。
さっきまであたしと轟先輩がいたシュガーマカロンの店員さんと同じ制服姿を見せる。
ーーー“ 私のバイト先で売ってるお菓子なんだぁ。低カロリーでオススメ”
「あ……」
そんな会話を思い出して開いた口が塞がらない。