【完】好きなんだからしょうがないだろ?



蘇るのは玲央の不機嫌な表情で……。


そして、昨日の夜の真剣さを映す揺るぎない瞳。


どうしてかな……。


なんで、たったそれだけのことで胸がこんなにも締め付けられるんだろう。


そうやって玲央のことが溢れてくるばかりだ……。



「アンタは忘れられないんだよ。頑なに忘れようとしてるあの男をな」



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