【完】好きなんだからしょうがないだろ?
それと同時に胸がキシキシと音をたてる。
「おかしいかなぁ?」
「まさか、そんなことないよ……」
「私が玲央君を好きなんて、幼馴染みの麻白さんとしてはやっぱり嫌だったりする?」
質問攻めは止まらない。
くりっとした瞳にはどこか影がおちてるみたいだ。
「そうそう。最近、麻白さんシュガーマカロンにはあまり来てないけど……」
確かに最近は頻繁に行ってない。
色んなことがありすぎてとても甘い気分にはなれなかったから。
御木本さんはあたしの前にやってきて、じっくりと見つめてくる。
「もしかして……“また”、ダイエットしてるの?」