【完】好きなんだからしょうがないだろ?



思わず苦笑いを浮かべる彼を数秒見てあたしはハッとして目を見張る。



「に、仁科君……!?」


「そう!ああ、よかった。人違いだったらどうしようかと思った」



嘘……。

まさか中学の時のクラスメイトが現れるなんて。



しかも地元からはかなり遠いのにどうして?


それに、当時はメガネなんてかけてなかったから気づかなかった。


仁科君は、中学の時に同じクラスで頭がいい彼はいつも成績は学年トップで有名だった。



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