【完】好きなんだからしょうがないだろ?
「身の程知らずって、アンタみたいなことを言うのよ!!」
ドンッ!と、乱暴に肩を押され後ろによろけた。
まるでそれが合図のようにこの場にみんなの罵声が飛び交った。
「ほんとウザいよ、このブス!」
「あはは。麻白、アンタ目障りだってさ」
「空気と同等の存在だし?意味ないし、学校来んなよ、マジで」
「四ノ宮君も迷惑してるよ?醜い幼馴染みに付きまとわれてさぁ」
無明の淵で楽しむかのような止まらない罵声。