恋の温度はプラマイ10度
始めまして
それは7月の暑い日。

「今日は暑いなぁ。そうだ!熱を測ってみよう!」

私、晴馬奈央は風邪を期待するでもなく熱を測った。

ピピピ。

38度。

「……はぁ。やっぱり下がらない。お母さん。保冷剤残ってる?」

「ない。昨日の夜、全部使ったじゃない。」

「ちぇっ。行ってきまーす。」


私は、朝7時半のバスに乗った。

そう。
私は、超高温体質なのだ!

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