恋の温度はプラマイ10度
〜次はー華元高校前ー華元高校前です。〜

プシュー。

ここが私の通う学校。


「おはよ奈央!」

「おはよう。結美。今日何度?」

「今日は32。」

「うわ。あっつい!。持ってきたらよかった。」

「大丈夫?まぁ熱中症で倒れるのを待つばかりね。」

「そんな事ない!高温体質は何故かどれだけ寒くても体温下がんないんだから。」

私の、大親友。涼森結美。
平熱の子。

「あっ、知ってる?今日、転校生来るんだって。」

「そうなの?なんで知ってるの?」

「んー?噂!男の子だってさー。でも、この時期って可笑しいわね。」

「そうだねー。テスト終わって後2週間で夏休みなのに。」

「それ狙いかもよ。」

「なるほどー。」


話しながら教室に入って席につくとすぐに先生が入ってきた。

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