恋の温度はプラマイ10度
ゴーンゴーンゴーンゴーン。


「いよいよ今日だな。」

「そうだね。まさかここまで来るとは思ってなかったよ。」

「そりゃできちゃった結婚するとは俺も思ってねーし。」

「私もだよ。」

私は今日。結婚式。

お母さんと結美と後、零斗の家族。
小さな結婚式。

ソレでもいい。それが良かった。

小さな命を抱えているから。

「行こうか。奈央。」

「うん。ありがとう零斗。これからも、よろしくね。」

「勿論だ。」








健やかな時も病める時も、貴方を愛し続けることを、誓います。
< 24 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop