今日から魔王はじめます!
「じゃあやぱっり年下じゃないの?」


「16だっつってんだろ!?」



今まで穏やかに話していたレンさんが、思いっきりツッコミを入れてきた。


なんだろう、この懐かしい感覚。


一気に緊張が吹っ飛び、まるで美咲先輩と一緒にいるかのようだ。


この人も実は、ツッコミ気質なのかもしれない。



「……まったく…新しい魔王はただのアホなのか…?」


「あっ、ひどい! 私これでも、私立以詰面学園の生徒なんだからね!」


「げっ!あの超進学校の!?ウソだろ……」



まるで珍獣を見るような目で見られているが、私は屈しない。


特に優秀というわけでもないが、私はあそこでも落ちこぼれではないぞ。
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