今日から魔王はじめます!
「左様です。さすが陛下…ご慧眼です」
「やだもうやめて!そんなに褒めないで!!」
そこまで手放しに褒められると、むしろ鳥肌がたつ。
羞恥で死ねるからやめてほしい。
「余程の魔力と聖力に差がなければ、2つの力は反発し合います。
恐らく、陛下の体から漏れ出る魔力と、魔除けの力が拮抗したのでしょうね。
そして聖力は弓矢などに纏わせ、破壊力を増加させることも出来るのです。
それに対抗する為、陛下は、普段から流れ出ている魔力を体に留められるようにならなくてはなりませんよ」
…そんなこと言われても、そもそも人間(?)の私に本当に魔力なんてあるのだろうか。
黒い炎は確かに操れたけど、それだけだし。
他の誰かが私を守ってくれたという可能性も、
………ないか。
この世に魔王は私1人だけだ。
「聖力の象徴は、白と金、そして星。
ですから、人間の王族…つまり勇者の一族は、白金(プラチナブロンド)色の髪に、瑠璃(ラピスラズリ)色の瞳をしています」
「やだもうやめて!そんなに褒めないで!!」
そこまで手放しに褒められると、むしろ鳥肌がたつ。
羞恥で死ねるからやめてほしい。
「余程の魔力と聖力に差がなければ、2つの力は反発し合います。
恐らく、陛下の体から漏れ出る魔力と、魔除けの力が拮抗したのでしょうね。
そして聖力は弓矢などに纏わせ、破壊力を増加させることも出来るのです。
それに対抗する為、陛下は、普段から流れ出ている魔力を体に留められるようにならなくてはなりませんよ」
…そんなこと言われても、そもそも人間(?)の私に本当に魔力なんてあるのだろうか。
黒い炎は確かに操れたけど、それだけだし。
他の誰かが私を守ってくれたという可能性も、
………ないか。
この世に魔王は私1人だけだ。
「聖力の象徴は、白と金、そして星。
ですから、人間の王族…つまり勇者の一族は、白金(プラチナブロンド)色の髪に、瑠璃(ラピスラズリ)色の瞳をしています」