遠回しのI love you
「あの人がいない私には何も出来ない!
何をしてもつまらない!!!
でも!!!!
周りに迷惑はかけられない!!!!!
だから…だから…!!!!!
笑うしかないんだよ!!!」



初めて聞いた中島の本音。

初めて見た中島の涙。



その瞬間俺は思った。




中島が好きだ。





「中島…
月が…綺麗だな。」

「っ!?」

「俺は知ってるよ。
これがお前らの合言葉だっていうのも。
これをアイツがいって、お前は幸せそうな笑顔で、『死んでもいいわ』って答える。
おれにはその笑顔見せてはくれないのか?
俺じゃお前と綺麗な月は見れないのか?」



何分たったろう。


中島が顔を上げた。





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