〜後悔〜壮絶なDV体験ーDVの心理〜逃げなきゃだめだよ!
ある日雄大がこんなことをいってきた。
雄大『はじめてお店にきてくれた時は、孝明さんと輝さんとどんな関係なのかずっと気になっていました。
ただの友達とか仕事仲間だときいても、あんなに仲が良さそうだし、てっきり輝さんか孝明さんの彼女だとずっと思っていました。だって輝さんも孝明さんもあんなに格好いいし!優美さんは可愛いし。だからお付き合いしていないのか何度も聞いたんです。』
優美『孝明さんも輝さんも素敵な男性ですよね。二人の人間性も、人としてすごく好きだから仲良くしてるんです。』
雄大『ほんと優美さんは可愛いし、僕なんて食事に誘っても相手にされないとずっと思っていました。みんなで食事会をした時も他のお客から優美さんと輝さんがお似合いのカップルだから俺が邪魔だと言われて、悔しくてもう嫌になって帰ったんです。』
雄大はイベントの途中で帰ることも、孝明の誘いも断ることがあり てっきり優美は雄大は忙しいからだと思っていた。
優美『そうだったんですか!?どうして!?』
そのきもちが理解ができない優美は、さほど気にはしていなかった。
雄大『度々いつもショックでたまりませんでした。』
優美はぽかんとした。
理解ができず、なんと言葉を返せばいいのかわからない。
雄大『あっ、あまり気にしないでください!
そういえば、はじめて店にきてGで遊びはじめたのもびっくりしました!あの時は、はじめてきた飲食店であんなGで悪ふざけをするなんて、バカにされてるのかとおもい注意しようかとおもいましたよ。しかも次の日に掃除をしていて座布団の下にその、Gが居てとびあがりましたよ!』
優美と雄大は苦笑いで大爆笑した。
優美『座布団の下に⁉孝明さんならやりかねませんね。ほんと‥あれは辞めてほしいです。
でも雄大さんは真面目で一生懸命でほんと素敵な男性だと思っていますよ。自信もってください。』
不快な褒め方もできない
優美の精一杯の表現だった。
いつも緊張して堅苦し過ぎる雄大の雰囲気に寂しさを感じていた。
雄大『優美さん時間、大丈夫ですか⁉
僕は大丈夫ですけど優美さんも明日お仕事ですよね⁉』
優美『雄大さんもお仕事ですよね?まだ時間も早いですし大丈夫ですよ。雄大さんは大丈夫ですか?』
雄大『優美さんさえよければ、僕は全然大丈夫です!でも優美さん無理させたくないので!今日もう帰りますか!?』
食事も長引く事なく
驚くほど短時間でパッと帰らせる。
雄大のそんな粋の良いところも好きだった。
優美は怖くてずっと雄大に本当の気持ちが言えなかった。
その たった一言をいうだけで
お見合いのような堅苦しい雰囲気の雄大と優美の関係がどう変化するのか想像もできずに躊躇っていた。