〜後悔〜壮絶なDV体験ーDVの心理〜逃げなきゃだめだよ!
優美は一度でいいから雄大の穏やかな顔がみたい、雄大の満たされた心を感じたいとおもっていた。


そんなことをまだ今のタイミングで言葉になどとても出せる雰囲気ではない。


笑っていてもピリピリした雰囲気をいつも醸し出す雄大には当然、逆効果でしかない。



優美『もしもこの先、私に言いたいことや直して欲しいことがあったら何でもいいから言ってください。

喧嘩になっても構わないから、ちゃんと雄大さんの感情を出してほしいです。

もっと雄大を知りたいし理解したいの。

表現しないとわからないの。』





雄大『はい‥‥‥。

今のところは‥とくにないです。

優美さんがいてくれるだけで幸せです。

孝明さん達との関係を僕は壊したくないですし、優美さんらしくいてほしいし。無理はさせたくないんです。』



優美『早く孝明さん達には伝えてほしいとかってありますか‥?

あ‥あのっ‥、えっと‥‥雄大さんがあまり気にされてなければいいんですけど‥。』



雄大『そうですね‥!孝明さん達には、なるべく早く伝えてほしいです!

優美さんに負担はかけたくないので無理は言いたくはないのですが‥。』




ーその時は、まだまだ優美は安易に考えていた。雄大のほんとうの きもちを 知らなかった。ー






優美『孝明さんには、早めに伝えます。

私からでも良いですし、雄大さんからでも。

どうしたいですか?』




雄大『僕はどちらからでも構いません。

僕からでも、優美さんからでも構いません。

どうされますか?』



孝明達に早く伝えてほしい‥と、そこだけは雄大の焦るきもちを優先しなければいけない。




優美『明日、早めに私から孝明さんに伝えます。』


雄大『わかりました。じゃ、その後すぐに僕からも孝明さんに挨拶します。』





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