〜後悔〜壮絶なDV体験ーDVの心理〜逃げなきゃだめだよ!
ある日、孝明達と10人程集まって食事会をした後のことだった。
優美は雄大に一緒に待ち合わせした場所まで送ってもらう。
二人になった途端‥雄大が豹変した。
雄大『お前‥さっきまた俺の目の前で他の男と話してただろ‥‥
そうやっていつもヘラヘラしやがって‥!』
優美『‥‥‥‥えっ!?
どうしたの‥‥!?雄大‥。』
雄大のあまりの豹変に優美は頭が真っ白になった。
雄大はいつもは周りの人に気を使い、笑顔を心がけていて とても人当たりが良く腰も低い。必要以上にヘコヘコしている。
その雄大とは全く別人だ。
雄大『気に入らなかった‥お前のその性格が‥!誰にでもヘラヘラして愛想振りまきやがって‥!
どうせ俺以外のやつにも‥誰にでも優しいからなお前は‥!俺のことここまでおかしくして楽しんでんのかよ!!
バカにすんなよ!』
雄大が巻き舌で、凄い形相で‥凄い勢いでまくしたてる。
優美は確実に理不尽なことを言われている事、されていることに直ぐに気付いていた。
優美『雄大‥‥?違うよ‥そんなことない‥!お願い‥汚い言葉使わないで‥!
お前なんて言葉もやめて‥
わたし誰にでも優しい訳じゃない‥!
雄大‥!?
抑えて‥落ち着いて雄大‥もう怒らないで‥。暴れないで‥!』
雄大『綺麗事ばっかいいやがってこの‥‥‥クソ女!
お前は俺の女だろ!
俺がどれほどお前のこと好きか知っててそんなヘラヘラしてんのかよ!最低な女だな!
他の男と平気で連絡とってんだろ!』
優美『孝明さんや輝さんとも、他の友人とも、女の子とも‥もう連絡とってない。
雄大が心配しない様に‥
どんな知り合いか、友人かもちゃんと説明してた。紹介した人もいたでしょ‥
殆ど連絡を経ったから‥。
雄大がそれでも納得できないなら‥どうしたらいいの‥?
みんなで食事して普通に会話してたのに‥急に会話もしないように、避ければいいの‥。
余計にみんなに気を使わせるよ‥。』
雄大『離せよ!!さわんな!まるで俺が無理矢理、束縛してるみたいだな。被害者ぶりやがって‥!
俺をおかしくしたお前が悪いんだろ‥!
俺がどんなきもちでいるのか分かってそんなヘラヘラしてるんだろうな!?
誰にでも優しくしやがって!愛想よくしやがって‥!
お前を絶対許さない‥!
バカにしやがって‥!』
優美の髪を鷲掴みにした。
優美『痛い!ごめんなさい‥お願い‥もう辞めて‥バカになんて少しもしてないです‥
こんな雄大はみたくない‥。』
雄大『おめーのせいだろが!
じゃー気をつけろよ!!お前の性格が問題なんだよ!心配させないように変われよ!!約束しろ!』
優美『はい‥ごめんなさい‥。怒らないで‥もうそんな雄大はみたくない‥です‥。』
優美は震えながら泣いていた。
雄大『ああ!?すいませんだろうが!!!』
優美『すいません‥。』
雄大は優美の胸ぐらを掴んで床に叩きつけた。
あまりに理解のできないことを理解しようとした。
全てが理不尽過ぎることを優美は気付いていた。
例えどんな理由があろうとも
暴力を振るわれる理由などどこにもないことも。
精神状態が普通ではないことも、かなり人格的な問題があることも。
優美(雄大が心配にさせる私の性格や雰囲気が悪いのかな‥私‥ダメなのかな‥。
でも‥理不尽すぎる。
何も悪いことしてない‥
これだけ気持ちを伝えてるのに‥
いつも言ってるのに、誠心誠意向き合ってるのに‥雄大から求められたことも、ルールも受け入れてるのに‥
どうして信じてくれないんだろう。
いくらなんでも、あんなひどいことしないよ‥。)