〜後悔〜壮絶なDV体験ーDVの心理〜逃げなきゃだめだよ!
優美はなるべく孝明に言われたことには触れないようにしていた。


三人でいる時もいつも通りにしていた。



孝明は相変わらず度々 輝と優美を食事に誘って三人の時間を創った。



優美には、孝明とほぼ毎日顔を合わせて
孝明に言われたことを避け続けられない重たさがあった。




孝明と二人きりにりたくなかった優美は
輝が職場に居ない日は憂鬱だった。






孝明『お疲れさまです。』


優美『あっ、孝ちゃん!お疲れさまでーす。』


動揺を隠しいつも通りでいようとする。



孝明『あれっ、一人?みんなは?輝くんは?』



優美『あっ、今日は輝くん休みになったの。他の子もさっき外出するって出ていかれたの。』


孝明『そうなんだ。』



何を話したら良いのか解らず動揺して戸惑いを隠しきれない。

明るく無理に世間話をして避けているのさえ

孝明には全部バレている。




優美は

孝明には 輝の休みの日を教えず、輝が休みの日も連絡しないようにしていた。



今まで沈黙で黙って一緒に居ることが多かったのに、

ずっと世間話を頑張ってる様子のおかしな優美の姿に孝明は気付いていた。



優美にとって 恐怖の沈黙は訪れた。



今更あまり側に寄らないのもおかしいし、突然に急ぎでやることがあるからとバレバレの嘘もすくにわかる。




色々考えたあげく、優美はなるべく平然を装った。


身体中の筋肉が強張らないようにきもちを鎮める方法を考えはじめる。



長い長い時間だけが過ぎる。







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