〜後悔〜壮絶なDV体験ーDVの心理〜逃げなきゃだめだよ!
孝明が突然抱きしめてきた。


優美は石のように固まり、恐怖でどうしたらいいのか解らず震えて縮こまった。


同時に頭の中も石になり、声も出なかった。


相手が孝明だということだけで優美は何をどうしたら良いのか分からなかった。


今度は孝明は縮こまって固まっている優美にキスしようとした。


その瞬間、優美は咄嗟にちからいっぱい抵抗した。


優美『‥‥‥嫌ですっ!!!!辞めてください!


どういうことなの‥‥!』


優美は悲しい顔をした。





孝明『‥ごめん。』


優美はその孝明の行動が許せなかった。
どうしたらそんな失礼な行動になるのかショックで怒りがこみ上げている。




優美『どういうこと‥どうしてなの‥説明してください。』

優美はさすがに怒ってもいいとおもった。


孝明『ごめん‥我慢できなかった。』


優美は孝明の正直過ぎる返答にさらに怒りが込み上げるのを感じた。


優美『我慢できないって‥‥我慢できないってどういうこと‥。私はこんなの嫌です。』


孝明『ごめん‥俺、優ちゃんが好きだった。ずっと人を好きになること無かったからどうしたら良いのかわからなかった。
輝くんとあんなに仲が良いんだから付き合ってるんだとばかり思ってた。

だから何度も何度も聞いてた。

ほんとに仲がいいだけなんだと思ってもみてるの嫌だった。

優ちゃんは俺のことどう思ってるの。』



優美『好きです…。あっ、でも‥そういう好きじゃなくて‥孝ちゃんのこと人として大好きだし尊敬してます。すごく感謝してます。あのっ、でもいきなりそういうのはちょっと‥!』


孝明『俺、もう決めたんだ!優ちゃんと結婚する!俺と付き合って欲しい。』


優美『けっ、結婚って⁉早過ぎませんか⁉』

孝明『俺、もう決めた。優ちゃんのこと大事にする。優ちゃんがいい。』





優美『私も孝ちゃんのこと好きだし、すごく嬉しいです。

あの‥で、でも私、中途半端なきもちでは孝ちゃんとお付き合いできません。

孝ちゃんは私にとって大切な人です‥!

少し‥考えさせてください。』




輝に余計な気を使わせてしまうから
三人でいるときは普通にしていようという意見は孝明も優美も一緒だった。




優美(考えるとはなにを考えるんだ‥‥。
考えたところで答えは変わる気がしないのに。)


孝明のようなタイプとは交際できない。


危険な裏と道楽な遊びの臭いが僅かでも臭うからだった。




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