ストリッパー
『いつまで続けるの?』

板野の言葉が不意に
頭よぎった


たしか

大学卒業までって答えた


あと2年か・・・・


鏡に映る自分を見る


あと2年もあの仕事を続けるの?


今まで考えたことなかった


馬鹿みたい


生活がかかてるんだから


コンビニや塾のバイトじゃ学費なんて
払えない

それにアパートの家賃、生活費


当分、足はあらえない・・・・


冷蔵庫からミネラルウォーターを
出し、一気に飲みほす


携帯を見る

友人の真帆からメールが来ていた


『今日どうしたの?ランチ行くって約束してたじゃん』


忘れてた


慌てて返信する



『じゃあ、あした行こうね』


『了解』


携帯を乱暴にベッドに放り投げる


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