ストリッパー
「珍しいな、凜」

オーナーが待っていた


タバコの煙が目にしみる


「すみません」

頭を下げる


「まあ、いいさ。たまの事だからな。
だが、これは仕事だ。遊びじゃない。
お前がいくら普段すごくても、今日のミスは給料に響くぞ」


「はい」


この狸オヤジ

金のこととなると・・・・


内心舌打ちする



使う側と使われる側の人間

立場は大きく違う


弱者と強者の構図


ハタチそこそこの娘には
何も出来ない


今に見てろって思うけど

それこそ、今は何もできない


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