ストリッパー
「なに?バイトこの辺?」

「うん」


純也は辺りを見回す

「どこでしてんの、居酒屋?」

「まあそんなもん」


私は適当に返事をする


「ねー、これからどっか入ろうぜ。飯まだだろ」


腕時計の針は午後9時を指していた


「いいけど」

「よっしゃ、行こうぜ」


純也のテンションに引きずられて
適当な居酒屋に入った


注文したビールを一機に飲む


「おお、いいねぇ」

私の飲みっぷりに純也は感嘆をもらす


「今日、大学サボったろ」


黙って頷く


「真帆ちゃん怒ってたぜ。約束してたって」


「あーーーーー」


私は面倒くさそうに
頭をかく



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