ストリッパー
「うっかり寝過ごした」


「ふーん、お前最近よくさぼってね?」


「そうだっけ?」


疲れてんのかな

あまり記憶がない


「ノート貸してやってもいいぜ」

「サンキュ」


何時間かしゃべって
私たちは居酒屋を出た


街を行き交う
人は相変わらず多い



少し酔った

お酒には強いほうだけど
今日は廻りが速いみたい


純也と並んで歩く


不意に彼の足が止まった


「ねぇ、ここ・・・入らない」


「はっ?」


酔った顔で純也の指すほうを見る


ラブホじゃん


ったっく男ってやつは





< 43 / 58 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop