君色物語

運命の人   〜鈴side〜

 ゲームセンターへは、徒歩で行った。

 結構歩いたけど、たくさん話したからかすぐに     着いた気がした。

 「じゃ、まずプリクラ撮ろ!」

 プリクラも楽しかった。変顔したりポーズを決めて、
 何枚も撮った。

 「次行こう!あれやりたい!!」

 バスケットゴールが付いてるゲームだった。

 「いーね!行こっ!」

 2人とやることは全部楽しく感じるんだよね。

    ードンッッー

 「あ、すみません!」

 うう。申し訳ない。はしゃいでた熱が一気に冷めていく

 「いえ。よそ見してました。こちらこそすみません。」

   ーードキッーー
  顔を見た瞬間かっこいい!と思った。
 初めて人の顔を見てこんな思いになる。


 「いえ!怪我とか無いですか?」

 「はい。大丈夫です。」

 「怜央ー行くぞー!○○高校行くんだろー急げー!」
 「りょ。じゃ、すみません。」

 かっこ良かったなぁ。いい人そうだし。        お辞儀までしてくれて…また、会えればいいな。

 「鈴ー?どーしたのー?運命の人にでも         会っちゃった?顔真っ赤だよ?」

 え。運命の 人?そんなわけないよね。あんな     かっこいい人…。

 その後はあまり覚えていない。どうしてもあの人が   頭から離れなくて…。○○高校…見学行ってみようかな
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