ラムネ
久しぶりに、親友に会った。 ―箕浦 結奈― 結奈は、乙女ちっくでかわいい子。男の子たちにモテて、私と親友でいいのか…と考えた事は、たくさんある。結奈も、この夏休みで出会いがあったらしい。気になる。… ―新学期― あの男の子には、会っていない。結奈の好きな人も気になってしょうがない。そういえば…あのロケット…。今は、ポケットの中にある。今日は、結奈と夏休みのときに買ったハート柄のフリルスカートをはいている。 私と結奈は、クラスでも、おしゃれで、明るいと言われている。でも、自分では、自覚がない。みんながかわいいかわいいいっても、実際あんまりうれしくはない。そんな私だった。新学期は、3時間授業で帰るのがはやい。もちろん!帰りは、結奈と。結奈の恋愛話を長々と聞かされると、肩が重い。まぁ…そういうとこが結奈らしい…。 『あっーー!』と、結奈が叫んだ。なに!!!前をみると、あの男の子がいた。えっ?結奈もあの男の子が好きなの?結奈が走り出した。私は、立ち尽くした。頭が真っ白かった。んっ!!!えっ…!結奈は、あの男の子をスルーして、後ろの後ろにいた男の子にかけよった。なーんだ。 『なぁ!?君…ぶつかった子ダヨネ?』不意に誰かに、言われた。後ろを振り向くと…あの男の子がいた…。