復讐アプリ
「黒アゲハさん、それってオレを敵にまわすことだけど、
本当にいいの?」




「もう私に話しかけないで!

私はあなたが憎いの!

あなたはクズで、どうしようもない人よ!

あなたは何も考えずに、復讐アプリを楽しめば?」




「わかったよ。

黒アゲハさんの言う通りにするよ。

でもね、黒アゲハさん……」




タツヤはそう言って、この日初めて、ニヤリと笑った。




「黒アゲハさんは、今ここで自分が言った言葉をきっと後悔するよ。

オレにはわかるんだ。

オレは復讐アプリを知り尽くしているからね」
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