復讐アプリ
今まで、復讐アプリでアンチフォロワーが100人を越えてしまった人たちって、
どんな気持ちだったんだろうって、私は思った。




復讐アプリのユーザーだったその人は、自分が復讐のターゲットになってしまったことの恐ろしさを知っていたはずだった。




絶対に訪れる確実な死。

いつ襲われるかわからない恐怖。

復讐アプリに呪われている復讐アプリのヘビーユーザーたち。




もしも私が、この部屋に閉じこもって、一歩も外に出なくても、
復讐のターゲットになってしまった私の元に、
復讐アプリのヘビーユーザーたちは現れるだろう。




だとしたら、私はもう終わりなの?

私にはもう、助かる方法はないの?




泣きながらスマホを握りしめていた私は、
絶望の中で、必死に自分が生き残る方法を考えていた。
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