復讐アプリ
そのどこにでもある普通のノートの表紙には、復讐ノートと書かれていて、
私はその文字を読んだとき、このノートは和宏のノートだと直感的に思った。




結局私は、和宏にこのノートがある場所まで、導かれていたのだ。




私が復讐ノートの存在に恐怖を感じながら振り返ると、もうそこに和宏はいなかった。




きっとこのノートは、和宏が死んでから一度も開かれていない。




このノートの最初の目撃者は、きっと私だ。




私は復讐ノートを読むのをためらったが、復讐ノートを読まなければ、復讐アプリの呪いを解くヒントはないと思い、
私は復讐ノートを読み始めた。
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